卒業式の袴を予約しようと考えたとき、そのデザインの多さに、どうやって選べばいいのかわからなくなります。
具体的に言えば、今の流行はどういったデザインなのか。
自分に合っているデザインはどういったものなのか。
数多くある袴のデザインには、多種多様な文様が描かれています。
一体どれが卒業式に相応しいんだろう？
そんな疑問も沸き出してきます。
はじめての袴レンタルで、いかに自分好みの、卒業式に相応しいデザインを予約するか。
ここでは最近のレンタル袴のデザインの傾向とともに、予約する上で簡単なポイントをまとめてみました。
あなたに似合う卒業式の着物・袴はどこをポイントにすれば見つかるのか。
今すぐお読みください。
目次
- レンタル袴・着物の4つの主流デザインとは？
- 今の主流の4種類のデザインは、好みのパターンで分かれます
- どうなる？これから先の袴・着物のデザインは？
- 多数の袴デザインの中から自分に似合うものを予約するポイント
- まとめ
- レンタル袴・着物のデザインの話とあわせて読みたいコラム一覧
レンタル袴・着物の4つの主流デザインとは？
一般の女子が袴を穿くようになったのは、明治4年のこと。
今から200年以上も前のことです。
最初は女学校の教師の服装として、一般に広まっていった袴。
それが徐々に、女学生の間で流行だし、いつの頃からか、卒業式で着用するスタイルとして流行るようになりました。
今、卒業式のための袴として市場に出ている袴・着物は、大きく分けて4つのデザインといわれています。
- 古典
- レトロ
- モダン
- レトロモダン
それぞれの色やデザインの特徴について見ていきましょう。
古典
桜や菊、梅など和花の文様が多く散りばめられており、大胆というよりは、落ち着いた日本の和を表したデザイン。
色合いも赤や緑など、落ち着いた深みのある色合いが多いのが特徴。
もちろん、黄色や青、桃色なども多いですが、総じて「落ち着いた色合い」というのが共通しています。
派手さはなく、万人受けするデザインとして、ここ数年、毎年市場に並んでいる袴・着物となります。
レトロ
レトロとは、懐古的な、という意味を指す言葉。
昔懐かしのレトロデザインと言えば、思い浮かぶのは、矢絣ではないでしょうか。
白と赤の矢羽のデザインや、白と紫の矢羽のデザイン。
大正ロマンを彷彿とさせるこれらのデザインは、その名の通り一度は大正時代に流行ったもの。
ですが、ファッションというのは、洋服がそうであるように、流行が回ってきます。
20年も50年も前に流行ったものが、現代において人気を集めるというのは、往々にしてあり得るもので、レトロな袴・着物デザインもまた、人気を集めているデザインです。
色合いに斬新さはありません。
単調で、穏やかで。
これぞ女学生といった、華美ではないデザインとなっています。
モダン
モダンというのは、近代的な、を意味する言葉。
レトロとは対照的に、華美なデザインが特徴的です。
色使いも鮮やかで斬新。
紫に黄色や黒を添えたり、青に赤や橙色を添えたりと、大胆な色使いが特徴的。
柄自体も大きく派手め。
椿や桜、梅、菊といった定番の和花が散りばめられている他、幾何学文様も添えられていたり、大胆なストライプのデザインになっていたり。
今時を好むのであれば、わかりやすく最適なデザインです。
レトロモダン
レトロモダンとは、その名の通り、レトロさとモダンさを兼ね揃えたデザインのこと。
文様には大きな椿柄や梅、桜などが多く、矢絣柄もデザインされていることも。
柄自体はレトロなのに、色使いは斬新で大胆で、モダン的。
そういったデザインが今までにないと人気を集めています。
昨今の卒業式でも多く見かけるのは、このレトロモダンなデザイン。
今までにないデザインから「かわいい！」の声が多数挙がっています。
今の主流の4種類のデザインは、好みのパターンで分かれます
長年愛されてきた定番を好むなら古典柄の袴・着物
華美ではなく、女学生らしい雰囲気ならレトロな袴・着物
近代的なデザインで大胆・斬新さをねらうならモダンな袴・着物
最近の主流デザインを追うなら、レトロモダンな袴・着物
袴と着物のデザインの流行は、徐々に移り変わっていくものです。
その中でも定番のデザインは古典ですし、近年の流行の傾向を見ている限り、人気を集めているのはレトロモダンな袴・着物となります。
どうなる？これから先の袴・着物のデザインは？
最近、巷で耳にするのが「クラシカルモダン」という言葉。
古典的で、かつ、近代的。
そういった袴や着物は、今はまだ「斬新すぎる」と受け入れがたい傾向にあるようですが、今後、徐々に流行は移り変わっていく様子。
まだまだ受け入れがたいというのは、それだけ、周りがまだレトロモダンを好んでいるから。
卒業式の袴は、やはり流行を気にするものですから、周りと見劣りしないもの、斬新すぎず、かといって落ち着きすぎてもいないものを求めます。
なにより、周りから「かわいい！」の声がほしい。
それを考えると、クラシカルモダンは少し最先端すぎるかもしれませんね。
多数の袴デザインの中から自分に似合うものを予約するポイント
レンタルする袴や着物のデザインを見ていると、様々なデザインがあることがわかります。
柄の大きさも様々なら、描かれている文様自体も多種多様。
どれが自分に似合うのか探し出すというのは、なかなか難しかったりします。
ここでポイントとして挙げたいのは、次の3つです。
- 色は自分の好きな色！直感で決めるべし
- 痩せ型小柄な人は小さな柄、長身の方は大きな柄が定番
- 迷ったときは着物から選ぶ！袴のデザインは後回し
色は自分の好きな色！直感で決めるべし
着物だからといって悩む必要はありません。
色は、あなたの好きな色を基準に選びましょう。
もしもあなたが好きな色が黒で、卒業式なのに大丈夫？とお悩みだとしたら、着物は違う色にして、袴を黒やグレー系にするのはいかがでしょうか。
または、帯を黒にしてみたり、黒のブーツを合わせてみたり。
卒業式の袴スタイルは、着物・袴・帯と様々な部分に色を使います。
そのどれか一つでも、自分の好きな色を基準にしてみると、袴選びが楽しくなります。
痩せ型小柄な人は小さな柄、長身の方は大きな柄が定番
体型によって、袴・着物の似合う似合わないは当然あります。
小柄な方が、大きな柄の着物を着ると、着られている感が増し、かえって窮屈な風に見えます。
逆に長身な方が小ぶりな柄で、余白が多い（地の色が多く見える）着物を着ると、落ち着きすぎている印象になることも。
痩せ型で小柄な方は、着物に着られている感をなくすため、小さな柄が散りばめられた着物を中心に選んでみましょう。
一方で、長身な方は、大人びた印象を演出するなら小ぶりな柄が散りばめられた着物を。
それでは物足りないと思われる方は、大柄で文様が敷き詰められたものがおすすめです。
迷ったときは着物から選ぶ！袴のデザインは後回し
着物と袴のレンタル在庫数は、着物の種類の方が圧倒的です。
ということは、着物さえ決めてしまえば、あとは「ある中から」袴を選べば楽に予約ができるということ。
コーディネートも迷ったときは、専門のスタッフにサポートしてもらえるので、着物の候補だけでも決めておくと、スムーズに予約が進みます。
まとめ
今回は卒業式でレンタルする袴のデザインについて書かせていただきました。
今の主流のデザインは次の4種類。
- 古典
- レトロ
- モダン
- レトロモダン
多数ある着物や袴の中から、自分に似合うものを選ぶときのポイントとして、おすすめなのは次の3つです。
- 色は自分の好きな色！直感で決めるべし
- 痩せ型小柄な人は小さな柄、長身の方は大きな柄が定番
- 迷ったときは着物から選ぶ！袴のデザインは後回し
卒業式をお気に入りの袴・着物で出席して、楽しい思い出にするために。
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